ヨーロッパの言語を学ぶ上で、動詞の変化を理解することはとても大切です。では今まで習ってきた英語の動詞と、これから習うドイツ語の動詞とでは、どこがどう違うのでしょうか?
 また、ドイツ語は語形変化が(英語に比べて)多いと言われますが、どれくらい多いのでしょうか?簡単に表にしてみました。

(英語)【原形語尾は決まっていない】

直説法

仮定法

現在形
3人称単数のみ -(e)s

仮定法過去
(過去形と同じ)

過去形

仮定法過去完了
(過去完了形と同じ)

現在分詞 -ing → 現在進行形
過去分詞 → 完了形・受動態

(ドイツ語) 原形語尾はつねに -(e)n

直説法

接続法

現在形
1人称単数 -e
2人称単数 -(e)st
3人称単数 -t

接続法T
1・3人称単数 -e
2人称単数 -(e)st

過去形
1・3人称単数 -(e)
2人称単数 -(e)st

接続法U
1・3人称単数 -(e)
2人称単数 -(e)st

現在分詞 -d 【現在進行形はない】
過去分詞 → 完了形・受動態

 ドイツ語の「接続法」というのは、ここではとりあえず「仮定法みたいなもの」だと考えておいて下さい。
 もう一つ、動詞に関連して両言語の違いがはっきりあらわれるのは「語順」です。

(英語)

主語−動詞
主語−動詞−補語
主語−動詞−目的語
主語−動詞−目的語−補語
主語−動詞−間接目的語−直接目的語
… … …

(ドイツ語)

動詞は文の二番目
【ほぼそれだけ】

 英語は語形変化が少ない分、意味の取り違えを防ぐため語順の決まりがかなり厳しいのです
(The boy hit the girl. を『彼氏を殴ったのは彼女だ』とは言わないでしょう?)。